2017年5月

H29年度 第2回N-HECを開催しました(5月20日)

2017年5月22日 月曜日

5月20日(土)に、第2回N-HECを開催いたしました。

今回は、婦人科外来看護師である参加者が体験した、印象深い患者さんの事例について、

ニューマン理論の眼鏡をかけてじっくりと検討をしました。

参加者は、がん治療に関する意思決定を迫られた患者さんの辛さ、目の前の患者さんを助けたいというナースの思いに心を寄せ、事例に入り込みました。

「I care you」をいつ、どのような言葉で伝えれば、患者さんのパターン認識を促進できるのだろうか?

外来という場で、ニューマン理論に基づくケアを実践するにはどうすれば良いのか?

ヤングの意識の進化のスペクトルでみるなら、患者さんはこのとき、どの進化の局面?

この事例を通じて、ナース自身はどう変化したのだろうか?

・・などなど、多岐にわたる側面から途絶えることなくディスカッションが続きました。

そして、ディスカッションしながら、患者さんとその大切な人の関係を表象図に表してみました。

すると、「何だか違う」という違和感も生まれ、どうすればパターン認識を促す表象図になるのか、あれこれと頭をひねりました。(以下、試行錯誤の産物です)

学習会の最後には、事例提供者であるナースは「自分の看護を客観視できた。この場面で、このように患者さんを捉えていれば、ケアが変わっただろうと思う。これから出会う患者さんに、この気づきを活かしたケアをしたい」と感想を述べていました。

これからも、私たちは事例を通じて実践と理論を繋ぐ試みを継続していきます。

みなさんも是非、仲間になってください。