2021年

令和3年度 第2回学習会を開催しました(9月11日)

2021年12月11日 土曜日

9月11日に令和3年度の第2回学習会を開催しました。

今回もリモートでしたが、6名の方がご参加くださいました。数か月ぶりにお会いしたことで、まずは近況報告です。

臨床や教育の現場で大変な中を乗り越えてきたこと、その中でも新しい気付きや価値観が芽生えたことなど話は尽きることなく続きました。

さて、今回の学習は三次真理先生、遠藤恵美子先生の著書である「ミューチュアル・アクションリサーチ」の抄読です。

ミューチュアル・アクションリサーチ(以下MAR)に関しては、以前にも宮原知子さんの論文で学習したことがありますが、その時はこの研究方法の理解が十分できませんでした。

ただ、看護を変化させる大きな力が生まれる素晴らしい研究手法であり、実践そのものであるという認識を持っていました。

今回は、この書籍の第1章「ミューチュアル・アクションリサーチとは何か」を学習することで、アクションリサーチとの違いは何か、

ニューマン理論がどのようにこの研究方法の基盤になっているのかを理解しようと試みました。

以前、アクションリサーチについても学習会で取り上げていたので、MARとの違いが分かりやすかったことと、遠藤先生の解説がとても初学者に伝わりやすいものでした。

その場の看護を変えるには、研究参加者であるナースたちの「ねがい」であること、互いを信じること。これは、その部署の人間関係をより発展させ、ひいては患者さんのケアの質が高まっていきます。

次回は12月の予定です。今回の総論の学習を経て具体的な事例で学びたいと思います。

令和3年度 第2回学習会開催のお知らせ

2021年9月6日 月曜日

令和3年度 第3回の学習会をオンライン開催します。

日時:9月11日(土)14:30~16:00

内容;「ミューチュアル・アクションリサーチ」について学ぼう

  三次真理先生、遠藤恵美子先生著「ミューチュアル・アクションリサーチ M.ニューマン拡張する意識としての健康の理論に基づく質的・実証的看護研究法 すぴか書房,2021」をもとに学習します。

参加費:無料

参加をご希望の方は、前日までに天理医療大学 松井までメールにてご連絡ください(rie.9-19@tenriyorozu-u.ac.jp)

 

令和3年第1回N-HECを開催しました(6月5日開催)

2021年6月6日 日曜日

コロナ禍でなかなか思うように学習会が開催できず、ようやく今年度第1回目の学習会が開催できました。

今回はZoomでの開催でしたが、久ぶりに顔を合わせることができ、嬉しく思いました。

まずは近況報告をしあい。コロナ禍における苦悩や、そのなかでも取り組んでいることなど情報交換をしました。

それぞれの場所で頑張っている仲間の存在は大きな力になります。

その後は、久しぶりの学習会ということもあり、昨年学習をしたChin&Kramer「看護学の統合的な知の構築に向けて」「knowledge Development in Nursing Theory and Process 」のおさらいをしました。

ある看護実践の一場面から、どのように経験知・倫理知・審美知・個人知が現れているのか、意見交換をしました。

また10版から加えられた解放知についても、その重要性をコロナ禍という状況にも照らしながら検討しました。

個人知は、ニューマン理論でいうパートナーシップに類似した点が多く、間違いなく相互作用が自己を成長させることを確認しました。

次回は9月の開催です。おそらくワクチン接種も進み、対面での開催が可能になるだろうと期待をしています。

これからも、どのような状況が生じても、変容を遂げながら学習を続けていきたいと思います。