今年のN-HECの大きな目標は、10月に首都大学東京で開催される、ニューマン理論・研究・実践研究会の対話集会での発表(話題提供)です。
これまで検討した事例の中で、印象深い1事例についてもう一度振り返り、発表することになりました。
これまで私たちは、ニューマン理論や、その背景となる理論に戻りながら、実践を振り返る試みを続けてきました。
まだ、ニューマン・プラクシスの実践としての話題提供には及ばないのですが、N-HECの事例検討の様子も分かっていただけるかと考えています。
このような理由から、今回から2~3回にわたり、話題提供の事例をもう一度検討することにしました。
当事者であるナースAさん(参加者)は、改めて患者Bさんとの出会いから現在に至るまでの出来事や、自分自身の変化について語ってくれました。
この事例では、ナースであるAさんに焦点を当てて考えてみることにしました。Aさんは、第1回のスタートから一緒にニューマン理論を学んできたナースですが
次第に、ニューマン理論の眼鏡で現象を捉えられるようになってきたようです。
語っていくうちに、自分自身の囚われに気付く一方で、どうすればよかったのかと悩んでいました。
そこで、Aさんが自身のケアパターンに気付くために、今回語った内容を他の参加者が文章や図で表してはどうか、という提案がありました。
もちろん、表象図を用いることで、パターン認識を促すという意図です。
さて、次回のN-HECでAさんはどのような気付きを得るのか楽しみです。